5/30/2016

心配だよ、日本のインバウンドツーリズム: You can't talk about inbound tourism without this

わたしは、毎月のように1週間くらい外国人出張者・観光客のアテンドをしてます。

お仕事上、現在働いてるPinterestでも出張者が来た時に日本を理解してもらうためにアテンドしたり、通訳案内士の仕事でアテンドしたりします。
あと、プライベートで、自分自身が海外旅行先でたくさんの人にお世話になっているので、日本にきた人に会おうと言われらなるべく時間をとってる。
だから、かなりインバウンド(海外から日本にくる)旅行者に関して「彼らが何を欲してるのか、何を見て喜ぶのか」など実感を得てる方だという自負があります。
ちなみに、外国人から日本を見る視点は、私にとってもいつも新鮮で、面白くて勉強になるから、楽しい!

I often attend inbound tourists from other countries for private and for work.
It's almost every month.
The fresh eyes of them always inspire me: they look Japan differently that I would do.
So I believe I do have a sense of what inbound tourists are needed, are happy with .


5/03/2016富士芝桜まつりにいってきた! Mt.Fuji with Shiba Sakura !






わたしが連れ回すのは20-30代のアメリカ人が一番多いのですが、彼らはほぼ100%、新宿のロボットレストランに行きたがる。

このロボットレストラン、8000円もするショーが売り物。
お客さんは日本人1割、残りは外国人だそうです。
私も実際ロボットレストラン自体に行ったわけではないので詳しいコメントは控えますが、行ってきた日本人によれば、「ありゃ日本じゃない」とのこと。
お弁当もあるらしいのですが、まあ美味しくなさすぎて有名らしい。

聞いたり下に貼った映像を見た限り、内容としては、ネオンの中水着の若い女性たちがロボット風?のダンスを踊ってたり、途中ロボットが出てくるらしいのですが、外国人にとっては「これこそテクノロジー大国、日本でしか見れないショーだ!」と大喜び。
イメージ通りを体現してくれているから嬉しいみたい。
先日富士桜まつりに連れてったオレゴンからの友人も、大興奮して「すごかった!楽しかった!」と感想を教えてくれました(私はペルーにいて同行できず・・いや、行けても行かなかったかも?)。時間があれば滞在中二度行きたいくらいだ、と4人口を揃えていって、facebookにもあげていました。

Almost all my american friends mention this Robot restaurant. With robots and dancers in neon color, it does not feel like Japan for Japanese. But it does for foreigners !
My friends from Oregon, loved them. For real, they said they'd go twice, even though it costs 8000yen per person!



あまりにも外国人が皆この話をするので、どうやって知ったのかと聞くと「アンソニー・ボーデン」という名前がでてくるのです。

聞けば、アンソニーというのは上記のyoutubeに出てくる、イケメンおじさんシェフであり、2005年から「アンソニー、世界をくらう(英語ではNo reservation)」という番組内で世界中を旅してその国の料理や文化について説明していったらしい。
その番組内でアンソニーが魅せたものは、アメリカ人に大ヒットしてるみたい。
ちなみに、米国人からの人気を得たあと、さらにその他の国からの旅行者にもヒットしてる様子。ペルーの友達も行ったと言ってました。

私を含め、日本人にとっては、「これ本当の日本じゃないから」と敬遠してるけど、それが外国人にとっては「最高の場所!」という差は、なんとも皮肉に感じること。
日本人が思う日本の良さと、外から見たところにはギャップがある。いつも喜ばしいギャップだけじゃないかもしれない。
でも、こういうのってすごくよくあるんだよね。。
日本のイメージ通りを体現しているから喜ばれる場所があるということを、私たちは理解すべき。そして、そのイメージは何か、そして情報源がなにかということをもっと理解しようとすれば、自ずと外国人旅行者の動きは見えてくるんじゃないかと思うんです。
(外国人旅行者も様々だから、もちろん各国パターンは違うと思うけど、それでもね!)

I asked them how they know Robot restaurant, and the answer was "Anthony Bourdain".  He is a famous American good looking chef , and hosted a travel show called "No reservation". It still continues with different title.

Some places like this robot restaurant is not authentic Japanese  for sure. But for tourists, it's marvelous entertainment. This gap though, is important. We Japanese do not wanna face it, but it's a image gap.



なんでこれを書いているかというと。
最近、インバウンドビジネスをしたいんだ、してるんだ、という人によく出会うんです。「インバウンド観光客が日本のどこにいっているかのデータを取っている」という人に今月3人出会いました。みんな、誰でも知ってる大手の会社の方ばかり。

正直、そのデータを取ってる人たちが、実例をみないことに驚いてるんです。
データとる前に、外国人旅行者にインタビューして、それぞれの旅行プランをたくさんみていけば、マクロな傾向が読み取れるし、そしたらデータを見るときも予想が着くと思うんだけれどなあ。。
実際の像をインタビューをしないで進めてる方向に、大丈夫かなって思っちゃう。

インバウンドツーリズムは海外と日本の架け橋だから、ドメスティックな目線じゃなくて外からの目線を聞くことは大事だと思うのよ。
通訳案内士としても、日本への旅行者が増えること、それによって経済効果が出ることを祈ってます。

The reason why I am writing this is because, none of people I saw who do inbound business does not really hear the real voice of tourists. Yes it's important to see the data, but also important to face them and ask them questions, spend time together.
None of them did not about Anthony Bourdin.

As a tour guide in Japan, I really hope and wish that more foreigner would come Japan for travel.