7/19/2016

長続きする、楽しいコミュニティの作り方 My theory of happy, long-lasting Community building

6月のMy バースデーパーティにの投稿をご覧いただくとわかる通り、恵比寿に住んでから半年ちょっと、「今ここが一番楽しい!」といえる場所になりました。前回引越しの時に「こんな楽しい生活もうないかな?」と心配してたのが、ちょっと面白い。

友人に、「良いコミュニティを作るために何か意識してることあるの?」といわれてきたので、書いてみます。確かに、2008 年に始めたLunchTrip 9年目 、イベント100回目になりそう。前に住んでいたマンションでは、異常に仲良い階のコミュニティと、ピクニック/キャンプコミュニティが出来た(ただしこれは私個人が意識してやったのではなく、自然に出来た)。最近では、引っ越して恵比寿の住人たちを集めたリンジンオブエビスが絶賛わたしのなかで盛り上がり中。

あとはゆるーく所属しているコミュニティといえば、絵の教室だったり、普通に中高の友達グループ、大学のなかでの複数グループ、スタートアップ周り、そして最近はTEDxHaneda、とかかな。

色々作ったり見てきたりする中で、こんな手順で作れば、求心力が強くて、長続きするコミュニティができる、というわたしなりのセオリーが見えてきた気がするので、かいていみます。

  • コミュニティの中心となる人たちに共通の思いを共有する
    • 例えばLunchTrip だったら「美味しい料理を通して世界を好きになってほしい」 、リンジンオブエビスなら「いきなりランチ、いきなり一杯、いきなりランニングできる緩い繋がりを作る」という中心メンバー共通の思いがあります。
  •  活動や思いが明確な名前をつける
    • 名前をつける必要ってないかもしれないけれど、ある方がベターとわたしは思います。ピクニックってただいうよりも、Morning Picnic  といった方が楽しいでしょう?
    • 例えば既に決定されている名前(「〜部」「〜階」とか「〜コース」とか「ー組」とか)がある場合でも、それをもじってあると楽しさが良い気がする。
  • ゆるさ、強度、真面目さ、頻度など、テンションを目的にあわせる
    • 1 で話した共通の思い、目的によって合う頻度も変わります。LunchTrip なら社会性を持った団体なので、最低月一はイベント以外のミーティングが必要です。逆にリンジンオブエビスはミーティングとかないよ。笑 モニピクも、いつも突然私の思いつきで決まる。w
    • よくあるのは、目的の必要以上に集まりまくって、みんな燃え尽きて辞めるパターン。短期的なものならいいかもしれないけれど、長く続けたかったら、この頻度は地味に大事。
  • 初期は、メンバーを少人数にしぼってあり、大事にしてる
    • これすごく重要。初期は特に、同じ思いを持っている人たちを少人数でいいから集める。最初からオープンにするのは楽だけれど自分の思っていない方向の方が入って来る可能性もあるから、この時点で公開にするのはわたしはちょっと慎重派。逆に来てもらいたい人たちには自分からメッセしても来てもらう。自分が直接そんなに仲良くないひとならば、挟んでいる友人にお願いして直接メッセージしてもらいます。「直接メッセ」面倒だけど大事だよ。
    • 初期をいつまで初期というかなのですが、オフラインイベントなら5回目までは初期といえると思います。
  • 積極的に価値を与えてくれるひとに最大に価値を返してる。逆に、悪用する人はコミュニティを離れてもらう。
    • 変なビジネス書みたいになっちゃったけど、3の続きの話です。お金をもらって運営するコミュニティではない場合、極力手はかけないで適度にうまく楽しくやりたい。ただ、汚い目的を持ったひと、いわゆる勧誘や営業目的、変態的なひとなどがたまにいるんですよね。お尻触ってくるとか(本当のはなしだよ、ぷんすか)!そういうひとは瞬時に見抜いて「何もあたえない」。招待しないとか、情報を与えないとか。本当にコミュニティに迷惑をかけるほどに酷かったら、わたしは直接でてもらうように言います。何かしら動いて、コミュニティを守る。
    • 積極的に価値を与えてくれるひととは、例えば撮影や物運びや準備手伝ってくれる、素敵なメンバー招待してくれる、いつの間にか広報してくれる、など。何かしら価値を貢献してくれるひとです。そういうひとは大好きなので積極的に取り入れます。
    • ただ享受するだけのひとは別にいいけれど必須ではない人。
  • 広報をするか、またどの程度活動を大きくしたいかどうかはその都度、メンバーで素直に意見を言いあう場をもってる
    • コミュニティを大きくしていると、スポンサーがついたりすることも。仕事自体に影響がないように行うのか、それともこれを仕事として行っていく人がいるのか、など考えることになります。そうしたいひと、そうしたくないひと両方いるので、素直に話すことが大事だと思う
  • やってて楽しい or 楽しそう!
    • 長期的に見て、重要。超重要。
    • メンバーが好き。

 

とまあこうタラタラ書いてみましたが、社外だけだけではなくて社内外、学校のプロジェクトもこれって使ってきたなあということに気づきました。会社の中で「これやりたい」と思った時はまずは少人数でアイデアを練ってみる。目的をはっきりさせる。メンバーはハンドピックで決める。どのタイミングで社内告知、大きくするかを見極める。など。6の楽しさよりは結論的に成果を出す必要があるけれどね。

なお、上記はオンラインonlyのコミュニティ作りではなくて、オンラインオフライン両方のコミュニティ場合です。

最近コミュニティビルディング、コミュニティマネジメントなど色んなことを聞かれます。

小さい時から引越しが多く、実はものすごくシャイで人前で固まるほどのあがり症だった私は、生きる術としてそれぞれの場所で自分にとって心地よい人たちに囲まれて生きることができるようになりました。社会人になった今、それがコミュニティビルディングと呼ばれるのがなんだか照れくさいぜ。

私自身もあまり意識しないで行ってることだからこうやって文字化するのは楽しい。他の方のアイデアも聞けたら嬉しいです。

 

 

いくつか、いわゆるコミュニティ!な写真を掲載します。それではみなさまごきげんよう♩

 

マンションのみんなと軽井沢旅行

そのなかでも特に仲良しと北海道旅行

Roppongi Hillsの朝のミニプレゼン「Hills Breakfast」にも登壇させてもらいましたが、これも立派なコミュニティですね。